HSPのP子のブログ

日本を飛び出し、息子と二人で台湾に住んでいるP子のブログです。

私が子供の為にしてあげたことはけっこうムダになっている?

今、台湾の代表者事務所の閉所手続きをしています。(子供たちを台湾の学校に行かせるため、親の私の居留証が必要で、その居留証を得るために相当かなり苦労して作った事務所)
 
設立するのも超大変だったけど、閉所するにもめんどくさい手続きとお金がかかるらしいです。
 
設立するときは「これ作らないと子供が学校に行けない」と必死で「火事場の馬鹿力」的な感じで何とか作り上げてしまい、私の周りも自分もビックリでしたが
いまや私は自分で手続きをやる気力もないし複雑で中国語のできない自分にはできそうもないので、主にエージェントに頼むしかなさそうです。
 
子供たちが台湾の学校に行かないのなら、台湾で高校に行く気がないなら
私はこんなに苦労して海外に事務所なんか作ることなかったなーと思います。
 
おまけに1年半前に日本に戻った息子が、また台湾に来ていて、一緒に暮らしたいらしいしさ。
その気持ちは嬉しいけどさ、今ごろって感じ・・
正直、重荷だわー。(なんて正直な感想)
 
いろいろなことがあって、息子も娘も台湾に戻ってしまい、1人でひとしきり泣いて気持ちの整理もあらかたすんでしまったあと。
もうすでにこの先1人で生きていく心積もりができあがってしまっていて。
これから貯金して店作るぞー、なんて思っていたとき
 
そこに息子が「やっぱりお母さんと暮したい。お父さんとこ、地獄やったー」とやってきて居座ってしまって。
可愛いけれど、息子の食費とか学校とか?まだまだ息子にお金かかりそうだしさ・・(この調子で店は開店できるのかな・・)
 
「またこれから息子(今やもうデカイ。私よりも身長が15cmもデカイやつ)を私が食わせていかなきゃいけないのかー」って感じです。
それに息子もせっかくいい高校受かったのに。なんかもったいないなあ・・。
 
娘は娘で、台湾で、お世話になっていた中国語の先生と中学校の校長先生が現地の高校にかけあってくれ、
娘が通える高校の枠を新しく作ってくれる、新設してくれるというなんだかスゴイ話がほとんどできあがっていたところでした。
(この先生と娘とはちょっと特別な相性で、ふたりのコンポジットチャートではキレイな六ぼう星ができる。やっぱり六ぼう星できる相性はちょっと違うね)
娘にはこれから台湾でちょっぴりエリートコース?みたいなのが用意されていたのに
その話を知ってから「そういうのヤだ」「自分の力だけでやりたい」と
かえって娘は勉強しなくなったり不良化したりして、いい話を蹴るしさ。
息子も地元のけっこういい高校受かってるのに・・
 
なんだかねえ・・ 
こうなると、親は子供のために何をすればいいのか、よくわからなくなってきます。子育てって難しいですなあ。
 
でも確かにいい高校に入っていい大学に行ったからって、それが良い人生になるかどうかなんてわからないことでもあります。
 
私自身もいわゆる「いい大学」が合わなくて、違和感がすごくて中退しているので・・
でも合格したとき、両親や親戚は喜んでいました。世の中そういうものですよね。
 
いわゆる良い学校に入って一番ホッと安心し満足するのは、きっと親なのかもね。子ども自身ではなくてね。
 
まあでも。本人の人生は本人にしかわからない。
ホロスコープ上からのアドバイスはやりますが私ができるのはそれくらい。
「・・・あとは自分でお好きにやってください」ってことになります。
 
ホロスコープ上にあることを選び取るかどうかは、本人の気持ち次第だし
良い相性の人がいても、その人と関わるかどうかは本人が選びとることです。
 
それに、母親としても、私が良かれと思いしてあげたことが、結果的にどうも子供の意思とそぐわないみたいならば、後は「子供の意思を尊重」しかなくなります。
 
子供の為にと親ががんばるのも、もしかしたら考えものなのかもしれない・・
もしかしたら逆に「迷惑」なのかもしれないなあ・・と思ったりします。
 
もしかしたら「適当」でいいのかもしれません。
親はもっと「適当」で衣食住だけは用意して、後は
「知らん」「わからん」「自分で調べて」「自分で決めて」のほうがかえって子供のためにいいのかもしれないなあ・・と思ったりします。
 
人生は自分の行動でしか開いていかないもの。
それにホロスコープや相性の使い方は本当にいろいろありますからね。
 
日本は母親に子育ての重責がズッシリかかってくる国で、何でもかんでも母親のせいにされますが、母親の力でどうにもできない子供なんていくらでもいるしねえ。
モノやペットじゃないからなあ・・
本人にも意思があるので、親がそれをどうにかできるもんでもないしさ。
 
基本的に「自分のことは自分で決めろ」
 
でかくなってもウダウダしていて邪魔になれば、「デカイし食わせていくの大変だから出てってよ」
と出てってもらえばそれでいいのかもしれません。
 
息子には「あなたのせいでママが仕事できなくなったり、体調悪くなったりしたら、即刻お父さんのとこに帰ってね。そうなったらあんた育てるどころじゃないしさ」と今からハッキリ言っています。
  
親には親の人生や夢や現実があり、子供には子供の人生や夢や現実があるのですね。
 
親子でも人生は別々だしね。